実態見ていれば博士も協力しなかった
もし、祖父があれほど年老(お)いていなかったら、また、もし祖父が池田氏のあの異様な取り巻きと雰囲気の中で会っていたならば、けっして池田氏に力を貸すようなことにはならなかったと思います。 祖父は当時、とても弱っていましたし、人を信じて疑わない、生来からお人好しの性格だったのです。 もし、私達の招待旅行が、祖父トインビーと池田氏を、よりしっかりと結び付けようとして企てられたものでしたら、それは、まったくの逆効果に終わったといえるでしょう。