池田への集中と、会員集めが目的
ある晩、私達は、池田氏がダラスからサンディエゴまでを巡回旅行した際の各地のスタジアムで開かれた第会合の映画を見せられました。
鼓笛隊とバトンガールのメンバーと何千人もの人が“SOKA”と“PEACE”の人文字を描き、群衆が金切り声にも似た歓声を上げる中、スポットライトに照らし出された池田氏は、相も変わらぬ「平和」についての演説をしました。いつも「平和」です。
人々の心の中に平和を、世界の国々へ平和を、人間同士に友情を等々――、これが創価学会のいつも言っていることです。
レーガン大統領(※強いアメリカへの回帰を主張した、好戦的イメージの濃い、合衆国第40代大統領)からの、創価学会および池田氏に対する賛辞と、歓迎の意を述べたメッセージが読み上げられると、スタジアム全体はシーンとなりました。
その演出効果は抜群で、スタジアムは突然、熱狂的な拍手に包まれました。
創価学会は、頻繁(ひんぱん)に広島の悲惨さを訴える展示会を開きながら、世界中を廻って平和を説いていますが、これは新会員を集める手段として、大いに利用されているようです。
私達が、「平和を説いて廻りながら、レーガン大統領からの学会支援メッセージを受け入れるのですか。いったい、学会は何を考えているのですか」と尋ねると、口数の少ない池田氏の男性秘書は「レーガン大統領に投票することと、創価学会のメンバーであることは、別に矛盾しているとは思わない」と答えました。また、イギリス創価学会の代表者は、すぐに次のように付け加えました。「どんな人でも自らを改革していけるのです。レーガン大統領が私達にメッセージを送ったときに、彼もまた命の中を変えることができるということを示した、ということです」と。