莫大な富と権力を持つ組織池田の虚像崇める会員達


 数日後、この不可解な招待主に会うまでの間に、私達は、池田氏と創価学会について、いろいろわかってきました。
 なかでも、まず挙げておきたいことは、この組織は、莫大な富と権力と政治力を持っている、ということです。
 この団体について書かれたある本では、「この大規模な宗教的・政治運動を理解せずに、日本の戦後を語ることはできない」とまで言っています。
 また、この組織は数々の出版物を出していますが、中には400万部を越える新聞(※聖教新聞)があります。
 そして、日本において3番目に大きな抱えています。
 会員数は1,000万人で、まだ増え続けています。7,000人の学生が学ぶ総合大学、美術館等を有しています。
 池田氏は、1930年代に創価学会ができて以来、3代目の会長です。組織が飛躍的に大きくなり、力を持ちはじめたのは、彼の代からです。
 彼は大森のノリ屋の息子で、あまり教育は受けていません。創価学会の青年の長であった32歳のときに、会長に就任しました。
 そして、いわば伝統的社会からはみ出した人々を集め、組織的に強く団結させ、低中流階級を主とする運動としたのです。
 昼夜、彼の側近に囲まれていた私達は、彼の名前が畏敬(いけい)の思いを込めて述べられているのを聞きました。
 引退したビジネスマンである英国組織の長は、「池田氏は、自らを人間革命した方だ」と語っていました。
 他の人々は、彼の書物、心、詩、精神、そして彼の撮った写真さえも挙げて、彼を“偉大な存在である”と証言しました。
 なお、後で、彼の写真の撮り方を見ることができましたが、彼は、側近がフィルム入りのカメラを渡すと、腕を伸ばしてカメラを構え、ファインダーも覗かないまま、適当にシャッターを切っていくのです。
 その撮り方について質問をすると、側近は「先生は、写真を目で撮るのではなく、心で撮るんですよ」とささやきました。


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